愛知県稲沢市は、名古屋市に隣接しながらも豊かな自然と利便性を兼ね備えた魅力的な街です。近年、子育て世代の移住先として人気で、家族での新生活を始める場所として注目を集めています。
そこで今回は、稲沢市への移住を検討している方に向けて、住みやすいエリアの特徴や子育て環境、習い事事情、そして移住のメリットについて詳しく解説します。
稲沢市ってどんな街？移住・定住のメリット
稲沢市は愛知県北西部に位置し、人口約13万人の中核都市です。
歴史ある街でありながら、現代的な利便性も兼ね備えた住みやすい環境が整っています。
名古屋へのアクセスが良好で通勤・通学にも便利
稲沢市は、名古屋市の近郊にありながら、落ち着いた暮らしができるベッドタウンとして人気を集めています。
名古屋市中心部までは、JR東海道本線「稲沢駅」と名鉄名古屋本線「国府宮駅」から約12分（7・8時台）と、アクセスしやすいエリア。毎日の通勤や通学がラクにこなせる距離感です。
それでいて、家賃や住宅価格は名古屋市内よりも抑えめなので、ゆとりある広さの住まいが手に入りやすく、家計の面でも大きなメリットがあります。
さらに、東海北陸道の一宮稲沢ICや名神高速の一宮ICにも出やすく、県内はもちろん遠方へのお出かけや帰省もスムーズです。
都市の便利さと、郊外ならではのゆとりを両立できるのが、稲沢市の大きな魅力と言えるでしょう。
自然と利便性が両立した、暮らしやすい稲沢
稲沢市は、豊かな自然に囲まれつつ、生活に便利な施設がそろった暮らしやすい街です。
市内には木曽川や日光川が流れ、春には「日光川桜づつみ」で八重桜など約30種の桜が咲き誇ります。
秋には、全国屈指の銀杏の名所「祖父江町のイチョウ」が見頃を迎え、まち全体が黄金色に染まります。「そぶえイチョウ黄葉祭り」も毎年多くの人でにぎわうイベントです。
このように、四季折々の自然を身近に感じられるのが稲沢市の魅力のひとつ。自然の中で過ごす時間が、暮らしにゆとりと彩りを与えてくれます。
また、市内には公園も多く、子どもがのびのび遊べる環境が充実しています。
「稲沢公園」には約6,000㎡の芝生広場があり、ピクニックやバドミントンを楽しむ姿も。
「サリオパーク祖父江（県営木曽川祖父江緑地）」には大型の船型遊具をはじめ遊具が豊富で、体をめいっぱい動かせる人気スポットです。
公園内にはウォータースライダーがあるプール施設もあり、夏になると多くの子どもで賑わいます。
稲沢市は自然に恵まれながらも、ショッピングセンターや日用品の買い物に便利な商業施設も揃っており、普段の買い物から週末のお出かけまで、気軽に楽しめます。
自然の豊かさと暮らしの便利さ、そのどちらも叶えられる稲沢市は、子育て世帯にとっても安心して暮らせる住環境です。
移住者向け支援制度や子育て支援も充実
稲沢市では、移住者や子育て世帯をサポートする制度が多数用意されており、安心して新生活を始められる環境が整っています。
たとえば、移住者には以下のような支援を行っています。
- 【就業・起業者移住支援金】
県外から移住し、市内の企業へ就職または起業する方に対して、最大100万円（単身の場合は60万円）の支援金を交付。18歳未満のお子様が同居される世帯には1人につきさらに100万円が加算されます。移住と仕事の両立を支援します。 - 【三世代すまいる支援】
市内で三世代（親・子・孫）が近居または同居する子育て世帯に対して、住宅取得費用などの補助金50万円を支給。家族のつながりを大切にした住まいづくりを後押しします。 - 【空き家バンク】
市が仲介し、空き家を移住希望者に紹介。物件情報の提供だけでなく、リフォームの相談支援も受けられ、スムーズな住まい探しが可能です。
また、子育て支援についても待機児童ゼロの実現や保育園の整備が進められており、子育て世帯にもやさしい環境が整っています。
こうした制度により、経済的な支援はもちろん、住まい・仕事・子育てのすべてをバランスよく支えられるが稲沢市の魅力です。
移住先として「住みやすい街」を探している方にとって、非常に心強い選択肢といえるでしょう。
稲沢に住むならどこがおすすめ？エリア別特徴
稲沢市内には、それぞれ異なる特徴を持つエリアがあります。
ライフスタイルや家族構成、通勤・通学先などを考慮して、最適なエリアを選びましょう。
【国府宮エリア】駅近・買い物便利で生活しやすい
（尾張大国霊神社）
国府宮エリアは、名鉄名古屋本線・国府宮駅を中心とした住宅地。名鉄名古屋駅まで特急で約12分（7・8時台）とアクセスが良く、通勤・通学に便利です。
駅周辺には「平和堂稲沢店」や「カネスエ国府宮店」などのスーパー、飲食店、金融機関、保育園などが揃い、日常の買い物や外食も徒歩圏内で済ませられます。車がなくても暮らしやすい環境が整っています。
また、地域のシンボルでもある「尾張大国霊神社（国府宮神社）」では、全国的に有名な「国府宮はだか祭り」が毎年2月に開催され、歴史ある神社が日常に溶け込んでいる点もこの街ならではの魅力です。
【大里・清須寄りエリア】静かな住宅街で子育て世代に人気
大里駅を中心としたこのエリアは、名鉄名古屋駅まで快速急行で約13分（7・8時台）とアクセスが良く、静かな住環境が魅力。交通量が少なく、子どもが安心して通学できることから、子育て世代に人気があります。
「奥田公園」などの公園もあり、放課後の遊び場にぴったり。
さらに、清須市もすぐ近く、「清洲城」や「愛知朝日遺跡ミュージアム」、「ヨシヅヤ清洲店」など、休日のお出かけ先にも困りません。
落ち着いた環境と便利な立地を兼ね備えた、バランスの取れたエリアです。
【稲沢駅周辺】交通利便性が高く働く世代におすすめ
JR東海道本線・稲沢駅周辺の最大の魅力は、名古屋駅まで約12分（7・8時台）というアクセスの良さ。名古屋市内に通勤する方にとって移動の負担が少なく、家族との時間を確保しやすい点が魅力です。
駅から車で10分圏内には、大型ショッピングモールの「リーフウォーク稲沢」や「パールシティ」をはじめ、スーパーやドラッグストア、コンビニなど日常生活に便利な施設が揃っています。必要な買い物が身近で済む環境は、忙しい毎日を送る家庭にとって心強いポイントです。
また、お子さんが将来的に名古屋市内の高校や大学に進学する場合も、通学がしやすく、進路の選択肢が広がる点もこのエリアの大きな魅力と言えるでしょう。
稲沢で買い物するならどこがおすすめ？
稲沢市内には、日常使いのスーパーから休日に楽しめる大型ショッピングモールまで、さまざまな商業施設がそろっています。
大型ショッピングモールで人気なのが、広々とした敷地に多彩な専門店が並ぶ「アピタタウン稲沢」。食料品、衣料品、雑貨、家電などが一か所で揃い、普段の買い物にも特別なお買い物にも便利です。
稲沢駅近くの「リーフウォーク稲沢」も人気です。モール内には「MEGAドン・キホーテ」「アカチャンホンポ」「ユニクロ」「無印良品」など、子育て世帯にうれしいお店が揃っています。飲食店の選択肢も多く、家族でゆっくり過ごせるスポットです。
日々の食料品の買い物には、「カネスエ国府宮店」や「平和堂稲沢店」、「アクロスプラザ稲沢」などのスーパーがおすすめ。お惣菜の種類も豊富で、忙しい日の食事づくりにも頼りになります。
また、稲沢市は名古屋市に隣接しているため、名古屋市内の大型商業施設へも気軽に行けます。ショッピングの選択肢が広がり、買い物がもっと楽しくなるでしょう。
稲沢の子育て環境とファミリーに人気の理由
稲沢市が多くの子育て世代に選ばれる理由は、充実した子育て支援環境にあります。
待機児童ゼロ・保育園・幼稚園等の充実度
稲沢市は待機児童ゼロを実現しており、県内でも保育・幼稚園環境が高い水準です。施設数も豊富で、それぞれ特色ある保育を提供しています。
認可保育園では0歳児から受け入れている所も多く、延長保育や一時保育にも対応。共働き家庭の急な用事にも安心です。
また、市内保育園などで使用する紙おむつは市が用意・提供。使用済みおむつの回収もしてくれるので、家庭の負担が軽減されています。
公園・図書館・児童館など子どもが遊べる環境
稲沢市には、子どもが安心して遊べる場所や、親子で楽しめる施設が充実しています。
なかでも「稲沢公園」は、市内最大級の総合公園。広々とした芝生広場や多彩な遊具があり、家族でのピクニックや外遊び、スポーツにもぴったりです。市内各所にも地域密着型の公園が整備されており、放課後や休日の遊び場として多くの親子に親しまれています。
また、市内には3つの市立図書館があり、中央図書館を中心に、読み聞かせ会や工作イベントなど、子どもが本とふれあいながら楽しく過ごせるイベントも開催。知的好奇心を育てる場として活用されています。
さらに、市内に11カ所ある児童館・児童センターでは、おもちゃや遊具を使った自由な遊びが楽しめるほか、月ごとのイベントなども実施。子どもたちが気軽に立ち寄れる、地域の大切な居場所となっています。
医療体制や子育て支援制度について
稲沢市では、子育て世帯の経済的・精神的な負担を軽減するため、妊娠期から高校進学まで切れ目のない支援制度が整っています。医療や保育、教育の面で安心できる環境が整備されており、子育て世帯にとって暮らしやすい街といえるでしょう。
医療費助成制度
出生後から18歳までの年度末まで、子どもの入院・通院費が無料です。
これにより定期的な通院や、急な体調不良・ケガによる受診のたびに費用負担を気にせず受診できるため、子どもの健康管理がしやすくなります。経済的な安心感があることで、保護者の心にもゆとりが生まれます。
また、市内には小児科専門医院や総合病院も複数あり、万が一のときも安心して医療を受けられる体制が整えられていて安心です。
子育て支援制度
稲沢市では、子育てによる負担を軽減するための取り組みも充実しています。
子育て支援制度の一部をご紹介します。
【妊娠期のサポート】
- 女性の風しん予防接種費用助成
妊娠を希望する女性や風しんかかったことがない女性などを対象に、予防接種の費用を一部助成。胎児への感染リスクを減らすための大切な制度です。 - 産婦配食サービス事業
出産後の体調が安定しない産婦の負担を軽減するため、自宅または里帰り先で利用できる配食サービスを提供。1枚あたり250円の補助が受けられる助成券が30枚配布されます。
【乳児期の支援】
- 新生児木のおもちゃプレゼント事業
市内で生まれた赤ちゃんに、愛知県産ヒノキで作られた木のおもちゃをプレゼント。森林保全や木材利用の啓発も目的としています。 - 乳児おむつ用品等配布事業
市内の保育園等に通っていない0〜2歳児を対象に、月額2,000円を上限としておむつやおしりふき等の購入費用を助成。家庭での子育てを経済的にサポートします。
【幼児期〜小学校期の支援】
- 任意予防接種費用に対する助成
おたふくかぜやインフルエンザなど、各年齢で必要になる任意の予防接種に対して、費用の一部を助成。必要な予防接種を無理なく受けられます。 - セーフティ・プラスワン事業
小学校低学年の児童が6時間目まで学校で過ごし、高学年と一緒に一斉下校する取り組み。安全面に配慮し、子どもたちが安心して通学できる環境を整えています。
【高校・進学期の支援】
- 私立高等学校授業料補助
市内に住む私立高校生の保護者に対し、世帯の所得に応じた授業料補助を実施。進学の選択肢が広がります。 - 久納奨学基金奨学金制度
経済的理由で修学が困難な高校生・大学生等を対象に、返済不要の奨学金を給付。奨学金の額は月額10,000円、上限は3年間。本人の学びたい気持ちを応援する制度です。
このように、稲沢市では子育てにまつわるあらゆるライフステージで、医療・経済・安全面から支援を受けられる体制が整っています。
「引越し先で子育てしていけるかどうか心配」という方でも、稲沢市では手厚いサポートが受けられるので、安心して子育てできるでしょう。
稲沢市では、今回紹介した支援の他にもさまざまな種類の支援を行っています。
詳しい情報は市の公式HPをご確認ください。
稲沢でできる習い事・子どもの習い事事情
稲沢市内では、子どもの興味や才能を伸ばすための様々な習い事が充実しています。
人気の習い事（スイミング・英語・体操など）
稲沢市では、スイミング・英語・体操などが人気です。
なかでも「稲沢スイミングスクール」はジュニアの部では生後6ヶ月から通うことができ、一般の部にはレディースコースもあるため、親子で同じ場所に通えるのが魅力です。
英語教育では、「セイハ英語学院」が人気。外国人と日本人のティームティーチングによる少人数制の指導で、振替レッスン制度もあるため、無理なく続けられます。「リーフウォーク稲沢」や「アピタタウン稲沢」の中にも教室があるので、通いやすさも好評です。
体操教室では、元体操選手・池谷幸雄が主宰する「池谷幸雄体操倶楽部 NAS稲沢校」が注目されています。体幹を鍛えながら、楽しく運動能力を伸ばせると好評です。
そのほか、ピアノなどの音楽系や書道などの教室も根強い人気があります。
稲沢市内で習い事を選ぶ際のポイント
稲沢市で子どもの習い事を選ぶ際は、まず子どもの興味や性格に合った分野を見極めるのが大切です。ピアノや英語、スポーツ系など、教室ごとにカリキュラムや雰囲気が異なるため、体験レッスンに参加して実際の様子を確認するのがおすすめです。
また、教室の立地や通いやすさも継続のカギとなります。自宅や学校からの距離や、駐車場の有無、送迎のしやすさなども考慮して選ぶと、保護者にとっても負担が少なく、習い事が長続きしやすくなります。
習い事を通じて地域のつながりができるメリット
稲沢市内で習い事を始めることで、子どもたちだけでなく保護者同士の交流も生まれ、地域とのつながりが自然と広がっていきます。同じ教室に通う仲間との情報交換を通じて、地元の暮らしに役立つ知識や友人関係が築かれるのも大きな魅力です。
特に、移住して間もないご家庭にとっては、地域社会との接点をつくる良いきっかけとなるでしょう。
エサキホームの稲沢市の物件を紹介！
エサキホームで取り扱っている稲沢市内でおすすめの物件をご紹介します。
E’s garden 稲沢市池部町II（2025.8.22完売となりました）
「E’s garden 稲沢市池部町Ⅱ」は、5LDK・敷地面積180㎡以上の広々とした間取りが魅力の新築分譲住宅です。
LDKと和室の続き間は26.1帖の大空間で、駐車スペースは3台分を確保。多彩な収納がついているので、散らかりがちな子ども用品もすっきりと収納できます。
最寄りの名鉄名古屋本線「国府宮」駅までは自転車約9分で、名古屋・一宮・岐阜方面にアクセスしやすい立地。通勤・通学に便利です。
周辺には保育園や学校、スーパー、病院もそろっており、子育て世帯にとって暮らしやすい住環境が整ったおすすめの住まいです。
E’s garden 稲沢市込野町
「E’s garden 稲沢市込野町」は、約5.3ｍの南面道路に面し日当たり良好な新築分譲住宅です。
C棟・D棟はエサキホームの準平屋「FLAATTT（フラット）」の間取りを採用しており、様々なライフスタイルに合わせてお気に入りの住まいが選べる全5邸の住まいです。
名鉄津島線「木田」駅まで自転車約9分。無料駐輪場があるので通勤・通学に便利な環境です。
まとめ：稲沢は子育て・移住にもおすすめ！暮らしやすさを体感しよう
稲沢市は、名古屋市への優れたアクセス、充実した子育て支援、豊かな自然環境、そして多彩な習い事環境を兼ね備えた、子育て世代にとって理想的な住環境を提供しています。
移住を検討している方にとって、稲沢市の魅力は多岐にわたります。交通利便性の高さにより、仕事や学校への通勤・通学が楽になり、生活の質が向上します。また、待機児童ゼロの実現や充実した医療体制により、安心して子育てができる環境が整っています。
稲沢市での新生活をお考えの方は、まず実際に街を歩いてみて、その住みやすさを体感してみることをおすすめします。
そして、理想の住まいをお探しの際は、ぜひエサキホームまでお気軽にご相談ください。
エサキホームでは、「延床面積40坪以上、間取り5LDK」を基本とした、広さを最大限に活かしたゆとりある住まいを提供しています。
今回ご紹介した物件の他にも、愛知・岐阜・三重でさまざまな物件を取り扱っています。
愛知・岐阜・三重の東海地方で一戸建てを探すなら、5LDKが特徴のゆとりある間取りが得意なエサキホームにお任せくださいね。