構造設計のこと_第3回_「強さの裏付け!許容応力度計算」【後半】

こんにちは。

 

エサキホームの構造設計について、

4回にわたりお伝えする記事の、今回は3回目後半

まとめ(パース)

前回で一気に「許容応力度計算」についてお話しようと思ったのですが、

ブログを書いているうちに、

見慣れない、聞き慣れない言葉が次々に出てきて、

ボリュームも増えてしまったので、

一旦お休みにしました。

■ ↓ 前回 (第3回【前半】_2019年2月8日)の記事はこちら

■構造設計のこと_第3回「強さの裏付け!許容応力度計算」【前半】

 

それに、“一旦”と書きましたが、

諸事情がありまして、5ヶ月近くも間が開いてしまいました。

ユトリンお辞儀

失礼をいたしました。お詫び申し上げます。

 

ということで、

 

今回初めて「構造設計のこと」ブログをお読みになる方はもちろん、

前回を読んでいただいた方も、お手数ですが、もう一度、

前回を読んでから、今回の後半に入って下さいね

 

■ ↓ 前回 (第3回【前半】_2019年2月8日)の記事はこちら

■構造設計のこと_第3回「強さの裏付け!許容応力度計算」【前半】

 

前回は水平構面「合板」「火打梁」を配置するところまでお話しました。

それでは、つづきをどうぞ!

 

このように設計した骨組み(耐力壁水平構面など)に対し、

計算により一つ一つの部材が負担する力に耐えられるかどうかを確認し、

部材のサイズや数を決定していきます。

図9-1各部材の計算結果一覧

図9-1各部材の計算結果一覧

図9-2各部材の計算結果一覧

図9-2各部材の計算結果一覧

負担が大きくなるのサイズを大きくしたり、

火打梁を増やしたり、耐力壁の配置を調整したりして、

骨組みが決まっていきます。

図8火打梁の配置

図8火打梁の配置

図5-1耐力壁の配置

図5-1耐力壁の配置

また、地震や台風が起きると、

が引き抜かれてしまう恐れがあります。

その力に耐えられるように、

に取り付ける金物も1本1本選定していきます。

図10-1金物の選定_金物イメージ

図10-1金物の選定_金物イメージ

図10-2金物の選定_金物イメージ

図10-2金物の選定_金物イメージ

図10-3金物の選定

図10-3金物の選定

図10-4金物の選定

図10-4金物の選定

 

③④と同時に基礎についても、

力がどのくらいかかるのかを確認し、設計していきます。

負担が大きいところには鉄筋量を増やすなどの調整をします。

図11_基礎配筋イメージ

図11_基礎配筋イメージ

 

以上が「許容応力度計算」の大まかな流れになります

 

実際にはすべての部材に対して1つ1つ計算をしているため、

③~⑤の工程を繰り返し行っています

 

このように行った「許容応力度計算」の計算書は

1棟当たり約300ページにもなります。

図11_300ページ計算書イメージ

図11_300ページ計算書イメージ

通常「許容応力度計算」をして骨組みの設計を行うには

1棟当たり、数日から1週間ほどの時間が掛かり、

計算に要する費用も、かなり掛かってしまいます。

 

「許容応力度計算」

細かさや計算量をお分かりいただけたでしょうか。

 

法律的には、

2階建ての住宅なら簡単なルールにしたがって

骨組みを設計すれば建築できてしまうのに、

 

こんなにたくさんの計算を “あえて行っているんだなぁ…”

というようなイメージを持っていただけたら幸いです。

 

次回は最終回、8月上旬を予定しています。