【完全ガイド】インナーテラスとは?メリット・デメリット・洗濯物活用術を徹底解説

近年、住まいの新しい空間として注目を集めているインナーテラス。

しかし、「サンルームとどう違うの?」「本当に便利なの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、インナーテラスの基本から、知っておきたいメリットとデメリット、そして具体的な活用方法まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

1. インナーテラスとは?基本的な定義と特徴

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​​インナーテラスの特徴やサンルーム・土間との違い、活用のコツまで、家づくりを検討中の方に役立つ情報をまとめました。

まずは、インナーテラスの意味と特徴を整理しながら、サンルームや土間との違いを見ていきましょう。

 

インナーテラスの定義とサンルーム・土間との違い

インナーテラスとは、建物の内部に設けられた「屋根付きの半屋外空間」のこと。

リビングやダイニングなど、屋内の延長線上に配置されることが多く、屋外の開放感と室内の快適さを両立した、室内と屋内をつなぐ中間的なスペースです。

屋根や壁でしっかり守られているため、雨の日でも安心して使えるのが大きな魅力。

天候を気にせずに洗濯物を干したり、子どもやペットと過ごしたりできる“もうひとつのリビング”として注目されています。

 

サンルームとの違い

サンルームとの大きな違いは、目的と構造です。

サンルームは、ガラス張りで採光を重視し、室内にたっぷりと日光を取り込むのが目的です。

一方、インナーテラスは室内とのつながりや使い勝手を重視したデザインが特徴。ガラスで囲むのではなく、屋根や壁の一部を取り入れて程よく外気を感じられるように設計されており、リビングと一体化しやすいのもポイントです。

 

土間との違い

土間は玄関近くに設けられる土足可能なスペースで、自転車収納や作業場として活用されます。

一方、インナーテラスはタイルやウッドデッキ仕上げで、素足でも快適に過ごせます。外の空気を感じながら、洗濯物干しやガーデニング、くつろぎの場として活用できるのが魅力の1つ。

サンルームや土間の便利さを取り入れつつ、室内との一体感と自由度の高い暮らしを叶える空間です。

なぜ今、インナーテラスが注目されているのか

暮らし方が多様化する今、インナーテラスは「もうひとつのリビング」や「趣味の部屋」「子どもの遊び場」など、ライフスタイルに合わせて自由に使える空間として人気です。

特に小さなお子さんがいる家庭では、外で遊ばせたいけれど安全が心配、洗濯物を干しながら子どもの様子も見たい――という声も多く聞かれます。

インナーテラスは、屋内の安心感と屋外の開放感を両立させながら、家族の“ちょうどいい距離感”を作ってくれる場所として注目されているのです。

2. インナーテラスの主なメリットとデメリット

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インナーテラスを取り入れる前に、その魅力と注意点をしっかり理解しておくことが大切です。ここでは、導入前に知っておきたいポイントを整理しました。

【メリット】天候に左右されない多用途性と開放感

  • 天候に左右されない
    屋根があるため、雨や日差しを気にせず洗濯物を干したり、子どもやペットを遊ばせたりできます。急な雨でも慌てて取り込む必要がありません。
  • プライバシーを守りつつ開放的
    外部からの視線を遮りながら、自然光や風を取り込めます。リラックスして過ごせる居心地の良い空間になります。
  • 多目的に使える柔軟性
    読書スペース、在宅ワーク、ペットスペース、趣味のアトリエなど、ライフステージや季節に合わせて自由に活用可能です。

 

【デメリット】コスト面と間取りへの影響

  • 設置コストがかかる
    床面積の増加や特殊な床材・屋根構造により、建築費が高くなる場合があります。床材によってはメンテナンス費用も発生します。
  • 採光・断熱に影響する可能性
    間取りによっては奥の部屋への光が届きにくくなったり、冷暖房効率が下がったりすることがあります。設計段階で専門家と相談することが重要です。
  • 固定資産税が発生する場合がある
    構造や床面積の扱いによっては、インナーテラスが課税対象になることがあります。税金面も含めて確認しておくと安心です。

3. 注目の使い方:洗濯物干しスペースと多様な活用術

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インナーテラスは、洗濯物干しスペースとしても大活躍します。洗面室からのアクセスが良い間取りなら洗濯家事の大幅な時短になり、夜間や急な雨でも安心です。また、セカンドリビングや趣味のスペースとしても活用でき、家族のライフスタイルに合わせて自由に使えます。

悪天候時の救世主!洗濯物干しとしての使い方

インナーテラスは、洗濯物スペースとして活用するのがおすすめです。

  • 1階で洗濯家事の動線が完結
    洗面室からLDKを通ってインナーテラスに干せば洗濯家事の動線は1階だけで完結でき、子どもが小さい時期や将来に亘っても安心です。
  • 急な雨でも安心
    外出中でも天候を気にせず干せるため、共働き世帯にとって大きなメリットです。
  • 夜間の干し場としても便利
    部屋干しの嫌な臭いを防ぎつつ、夜間に干す場所としても活用できます。

暮らしを豊かにするその他のおすすめ活用法

洗濯物干し以外にも、インナーテラスには以下のような活用方法があります。

  • セカンドリビング・カフェスペース
    椅子やテーブルを置けば、天気の良い日にコーヒーを楽しんだり、読書をしたりできる特別な空間に。
  • 趣味のアトリエ・DIYスペース
    ガーデニングやDIY、絵画など汚れを気にせず楽しめます。子どもの工作スペースとしても最適です。
  • ペットとのふれあい空間
    室内飼いのペットが日光浴や遊びを楽しめる、リビングとは別の安全なスペースになります。立水栓が近くにあれば散歩帰りのワンちゃんの足も綺麗にできます。
  • 子どもの安全な遊び場
    外遊びが心配な時期でも、屋根付きのため砂場遊びやプール遊びも安心して楽しめます。

4. 理想を形にするインナーテラスの施工事例

実際にインナーテラスがどのように設計されているかを見ることで、ご自身の家づくりのイメージが具体的になります。ここでは、エサキホームのインナーテラス施工例を2つご紹介します。

開放感と機能性を両立させたデザイン実例

①安城市「広々としたテラスとバルコニーのある家」

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▲エサキホーム施工例「広々としたテラスとバルコニーのある家」

リビング、洋室、和室の3つの部屋とつながるインナーテラスは、家のどこにいても子どもの様子が見える安心設計。

ウッドデッキ調の床材で裸足でも快適に過ごせるため、家族でゆったり過ごす“もうひとつのリビング”として活用できます。

 

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▲エサキホーム施工例「広々としたテラスとバルコニーのある家」

大開口のサッシから自然光がたっぷり入り、開放感のある空間です。

 

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▲エサキホーム施工例「広々としたテラスとバルコニーのある家」

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▲エサキホーム施工例「広々としたテラスとバルコニーのある家」

2階には大型バルコニーがあるため、洗濯物干し場としてではなく、家族のくつろぎや遊びの空間として使えるのが特徴です。

②一宮市「統一感のあるおしゃれな外構。インナーテラスのある家」

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▲エサキホーム施工例「統一感のあるおしゃれな外構。インナーテラスのある家」

道路側に壁を設けたプライベート感のあるインナーテラス。

 

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▲エサキホーム施工例「統一感のあるおしゃれな外構。インナーテラスのある家」

外からの視線を気にせず、子どもを安全に遊ばせられる安心設計です。

 

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▲エサキホーム施工例「統一感のあるおしゃれな外構。インナーテラスのある家」

夏はタイルデッキでプール遊びも。掃除も簡単で、家事の合間に子どもと遊べる便利な空間になります。

 

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▲エサキホーム施工例「統一感のあるおしゃれな外構。インナーテラスのある家」

さらに、椅子やテーブルを置けばセカンドリビングとしても利用でき、家族で過ごす時間や趣味の時間を豊かにしてくれる、多目的スペースです。

 

エサキホームの施工事例では、実際の暮らしをイメージしやすいインナーテラスの実例を多数ご紹介しています。
ライフスタイルや家族構成に合わせた設計提案で、“自分たちらしい住まい”を叶えられるのが魅力です。

 

▶︎エサキホームの施工例一覧を見る

まとめ:インナーテラスは「自由な暮らし」を叶える中間空間

インナーテラスは、屋内と屋外のいいとこ取りができる自由な空間です。
洗濯物を干したり子どもを遊ばせたり、いろいろな使い方ができるので、暮らしの幅がぐっと広がります。

特に小さなお子さんがいるご家庭や、これから家族が増える予定の方には、長く便利に使えるスペースです。
天気を気にせず洗濯物を干せる安心感や、安全に遊ばせられる空間は、日々の生活をより快適にしてくれます。

この記事を参考に、ご自身の暮らし方をイメージしながら、ぜひインナーテラスの導入を検討してみてくださいね。

 

エサキホームでは、一人ひとりのライフスタイルに合わせたプランをご提案しています。

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